室内生活のすゝめ 〜猫ちゃん編〜 (2011.12.6)

おうちの猫ちゃんは、お外に行きますか?

猫ちゃんは、是非とも完全室内で生活させてあげて下さい。

 

猫ちゃんは縄張り意識の強い動物で、半径500mから1km程度の縄張り(テリトリー)を持つと言われています。完全室内での生活をおすすめするのは、事故や病気、ケンカを防ぐためです。

 

これからの季節、夜、外出先で事故やケンカに巻き込まれた場合、具合が悪くなって帰ってこられないこともあります。そうすると、寒さのあまり凍えてしまって低体温をおこし、ようやく家にたどり着いたときには、更に状態を悪化させてしまっている場合があります。

また、お外の猫ちゃんたちは、残念ながら、猫エイズや猫白血病といった恐ろしい伝染病に感染している場合が多くあります。天然記念物であるイリオモテヤマネコから猫エイズウイルスが検出されるぐらい蔓延しつつあるのが現状です。

 

猫エイズウイルスは血液感染、つまりケンカによる咬傷、交尾、出産などによって感染します。猫白血病ウイルスは血液と唾液や尿からの感染、つまり咬傷、交尾、出産以外に、同じ水飲み場やトイレを使ったり、お互いになめあったり(グルーミング)しても感染します。

猫白血病ウイルスは、猫エイズウイルスと親戚のようなもので、いずれも発病した場合の症状は人のエイズと似通っています(猫のエイズは人にはうつりませんが)。

つまり、免疫不全によって感染症が悪化したり、傷や病気が治りにくくなったり、難治性口内炎を発病したり、白血病などの悪性腫瘍を発病する場合もあります。

いずれにしましても、残念ながら、発病すると決定的な治療法がないのが現状です。ですので、感染している場合の治療は、発病予防の治療が中心となります。

なお、既に感染しているかどうかは、10分程度の血液検査で調べることができ、予防するためのワクチンもあります。

 

また、完全室内での生活をさせるためには、若いうちの避妊・去勢手術をおすすめ致します。

若齢で避妊・去勢手術をしますと、お外への興味が薄れやすく(発情に伴う外出欲求が無くなります)、仮に外出をする子でも縄張りが狭くなります。庭や軒先、ご近所にしか行かなくなりますので、事故やケンカに巻き込まれる危険性を軽減してあげることが可能だと思います。

 

病気やケガ、事故から猫ちゃんを守るために。また、伝染病に感染しない、伝染病を広めないためにも、完全室内での生活をおすすめ致します。

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