慢性疾患と上手に付き合う (2011.10.8)

朝夕、すっかり涼しくなって、動物も人も過ごし易い季節になりました(むしろ、少し肌寒い日もございますが)。開院前、茹だるような暑さの中、各方面の方々にお力を頂き準備しておりましたのが遠い昔のように感じ、暑い暑い夏が終わって、駆け足の秋が通り過ぎようとしているようにも思います。

 

最近は、17歳を超えるワンちゃんや20歳近くの猫ちゃんなど、ご長寿のペットも増えております。

ペットの長寿化・高齢化に伴って、慢性疾患(腎不全や心不全、糖尿病など)を患っておられるペットも多いのではないでしょうか。

慢性疾患は、安定期に容態が急変するケースは比較的少ないのですが、徐々に病気が進行するため、基本的に完治が困難です。ですので、病気と上手く付き合ってあげる必要があります。

 

慢性疾患を治療中の飼い主様は、おうちの子がどんな病気で、どんな治療を受けておられるか、ご存知でしょうか?

具合が悪くなったとき、おうちの子の病状を把握している、かかりつけ医での治療が望ましいと思います。

しかし、行楽シーズンにペットを連れてのご旅行中に具合が悪くなる場合。また、夜間やかかりつけ医の休診日に具合が悪くなる場合。あるいは、転居などによって、それまでのかかりつけ医に受診できなくなる場合もございます。

そういったとき、言葉を話すことの出来ないペットの治療においては、今までの検査データーや治療経過が、重要な情報になります。

緊急時に備えて、今までの検査データーや治療内容を把握した手帳などを作られてみてはいかがでしょうか?処方箋薬局で頂くお薬手帳のように。

勿論、かかりつけの先生とご相談頂き、治療内容の簡単なメモなどを貰っておくのも良いかも知れません。

 

また、そういった記録は日々、飼い主様とペットが、ともに生活をしてきた記録でもあります。今後、病気と上手に付き合って楽しく長生きして頂くために、大切にして頂きたいと思います。

 

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