風邪にご注意〜ワンちゃんの場合〜 (2011.11.14)

ここ数日、急に冷え込んできたかと思えば暖かくなったり。今年は不安定な天候が続きますが、体調を崩して風邪を召されてしまった方も多いのではないでしょうか?

ところで、ワンちゃんや猫ちゃんも風邪をひくのはご存知でしょうか?

正確には、ワンちゃんの場合はケンネルコフ(伝染性気管支炎)を、猫ちゃんの場合はウイルス性鼻気管炎を、分かり易く風邪と呼んだりします。

 

まず、ワンちゃんのケンネルコフいついてお話させて頂きます。

原因はパラインフルエンザやアデノウイルスなどのウイルスと、ボルデテラ菌などの細菌の混合感染になります。因みに、ボルデテラ菌は人では百日咳の原因菌になります。ですので、ワンちゃんの場合も“激しい咳”が主症状となります。

 

子犬が感染する場合が多く、おうちに迎え入れたばかりの子犬が“かはぁっ、かはぁっ”と酷い咳をする場合は要注意です。通常、食欲不振等は認められないのですが、あまりに咳がひどいため、夜も眠れなくなり食欲がなくなってきたり弱ってしまう場合もあります。

成犬の場合でも、混合ワクチンを受けておられない、比較的若いワンちゃんでは罹患してしまう場合があります。気管の発育が弱い犬種(ポメラニアン、プードルなど)や呼吸器循環器に持病のあるワンちゃんは要注意です。また、あくまで経験上のお話ですが、ラブラドール・レトリバーは比較的酷い症状が出やすいように感じます。

 

ところで、ワンちゃんの咳を聞かれたことがありますでしょうか?

来院された飼い主様から“咳”とお伺いする他に。空えずき、とおっしゃる方や、のどに何かひっかかったみたい、とか、口をパクパクさせる、とかおっしゃられた方もいらっしゃいました。

もしも、咳かな?と思われた場合の簡単なチェック方法は、のどを軽く刺激して、かはぁっ(本当にこんな感じだと思うのですが)と咳をするようならケンネルコフの疑いがあります。

勿論、他の病気で咳をするワンちゃんも多くいます。例えば、心不全による咳やフィラリア症による咳の場合もありますので、異常がある場合は早めの受診をおすすめ致します。

 

なお、ケンネルコフの原因であるパラインフルエンザウイルスもアデノウイルスも、混合ワクチンでの予防が可能です。病気の予防のために、また他のワンちゃんにうつさないためにも、混合ワクチンの接種をおすすめ致します。

▲このページのトップに戻る